復活後の記念大会

復活10周年-1961(S36)年11月18,19日、銀行・金属コート-

岩崎彦彌太氏、岩崎隆彌氏が参加、柴田周吉委員長(化成)の下で挙行されました。全国700人余の賛同を得て、彦彌太氏および長老6人に記念品を贈呈しました。併せて10周年記念行事として「三菱庭球の歩み」が上梓されました。同誌に掲載された彦彌太氏のご寄稿を紹介します。

「HI盃復活十年を迎えて」
HI盃が復活してから今年で十年になる。其の間関係各位の不断の努力によって大会が年々盛大に行われてきたことは何よりもうれしい。
三菱関係各社の同好の士が毎年各地より相集まって親しさを深めつつ互に技を競うことは何れの場合に於いても好ましいこととは思われるけれども、スポーツの場合の好ましさに及ぶものはない。HI盃大会の隆盛は私にとって最大の喜びである。
此の度三菱庭球同好会によってHI盃復活十周年記念誌「三菱庭球の歩み」が発行され、古い会員の懐かしい想い出や新旧会員の元気な活躍など楽しい記憶が次々に鮮やかに呼び起され、感慨を新たにした。此等の古い会員に始まり現在の会員から将来の会員に連なる同好の士がHI盃を中心として堅く結ばれ、この力強い流れが永く廣く健やかに発展することを念願し、年々盛大な大会を楽しむことが出来るよう衷心から希望する。(昭和36年10月)

彦彌太氏挨拶

記念大会プログラム

HI盃優勝 石黒修氏(電機)

復活16周年-1967(S42)年10月14,15日、銀行・金属コート-

岩崎彦彌太氏は昭和42年9月にご逝去されました。同年10月の大会は、河野文彦委員長(重工)の下、岩崎彦彌太氏追悼大会としてご遺影を掲げ、三菱庭球人全員が岩崎氏のご遺徳を偲び、ご冥福を祈りました。

岩崎様追悼大会 銀行コート

復活30周年-1981(S56)年10月10,11日、銀行・商事・鉱セメコート-

古賀繁一委員長(重工)の下、30周年記念行事が執り行われました。記念冊子「三菱庭球の歩み」の発行、功労者として柴田周吉(化成)、河尻慎(商事)、石井小一郎(地所)、牧野元(重工)、浅田幸男(銀行)の5氏に感謝状と記念品(HI盃を金色にかたどった銀製ループタイ)が贈呈されました。大会後に古賀委員長、石井氏が岩崎操子氏を訪れ、大会報告と記念品の銀皿を贈りました。

優勝の作山・植村ペア(化学)、小柳氏(商事)

記念品のループタイ

復活50周年-2001(H13)年10月6,7日、東京三菱銀行・商事・マテコート-

藤村正哉委員長(マテリアル)と記念行事実行委員長の井手明彦氏(マテリアル)下で1999年から準備が開始されました。同年から2001年5月まで約2年に亘り合計9回の講話会が行われました。講師は、HI盃を支えて下さった諸先輩と三井の宮城氏にお願いし、講話内容を50周年記念誌「三菱庭球の歩み」に掲載し、HI盃の歴史・伝統の継承を図りました。
開会式に藤村大会委員長から岩崎寛彌氏へ銀盃が手渡されました。懇親会では次の功労者に対し、金製の感謝状プレートを贈呈しました。
藤井道雄氏(HI盃最多優勝 7回)、辻本豊氏(HI盃最多出場 23回)、島野和子・今井きよ子両氏(女子ダブルス最多優勝 6回)、高橋重彦氏(審判長最長歴任 14年)

復活50回大会 開会式 銀行コート

復活50周年記念誌「三菱庭球の歩み」

岩崎 寛彌氏

復活60周年-2011(H23)年10月14-16日、銀行・郵船・海上コート-

井手明彦委員長(マテリアル)の下で、HI盃優勝者23名、女子ダブルス優勝者39名に加え、三菱グループの多くの社長、幹部へ幅広く参加、観戦を募り実施しました。
三菱の庭球についてコンパクトな説明資料とともに、テニスマガジンへの掲載、懇親会でのビデオ映写等、広報活動を強化しました。